近藤魁成、復活の狼煙
rscproductsオフィシャルパートナー契約選手、近藤魁成の試合が終わった。 ”令和のニューヒーロー”と異名持つ二十歳の魁成は、K-1甲子園2連覇の実績を提げ、プロデビュー。 その後、木村“フィリップ”ミノル選手、ジョーダン・ピケオー選手などの強豪選手と戦い、キャリア序盤から茨の道を選んで挫折や負傷を乗り越え、迎えた本日のリング。 ウエルター級の67.5kgからスーパーライト級の65kgへの階級転向を見据え66.5kg契約での試合に挑む。 記者会見では、スーツでなくてよいのか少し心配でしたが(笑)、自ら準備した気持ちを表したまっさらで真っ白のパーカー。 対するソアレスは、ブラジルのキックイベントFIGHT DRAGON -67kg王座や国内キックのGOLD RUSH -67㎏王座を獲得した2冠王。筋骨隆々で背中一面の刺青が獰猛さを際立たせる。 1R、そのソアレスが打ち合い上等とばかりにガード固めて前進。 少しパンチで付き合った後、魁成はカウンター気味に左右ヒザをボディに突き刺すと、早くも苦しむソアレスの顔がネット越しでもハッキリと見えた! 効いている。 戦う本人はいたって冷静沈着で、前蹴り、そして左右のヒザ蹴りを追い討ち。 トドメの右ストレートを側頭部にチョッピング。たまらずレフェリーがスタンディングダウンを宣告。 その後、ソアレスはぐらつきはじめ、時間差でバッタリ。 おまえはもう○んでいる。 まるで北斗の拳のようなシーン。 わずか40秒KO勝利で試合を終わらせるとどよめきと歓声が湧き上がった。 沢山のプレッシャーを自らの勝利で解放させた瞬間、兄弟で抱き合い喜びを爆発させた。 格闘家として 「何を見せてどこを目指すのか。」 ジムの代表である兄、大成をリーダーとするチーム3Kのビジョンは、既に一本通っている。 兄の大成、拳成の影響で、生まれた頃から空手着を着ていたとゆう魁成。 敵は己にあるかの様に決して驕らず、自らを律し、試合では冷静沈着に相手を斬っておとす20歳の等身大。 目立つ為に挑発し罵り合い、試合前睨みをきかせ荒ぶり、肝心の試合は凡戦で意気消沈...といった無駄な動きの多い最近のファイターの中から抜け出した令和のニューヒーローの誕生。 格闘技の素晴らしさを感じた一日であり、 身近で兄弟を見てきているだけにグっと込み上げるものがある。 今後とも近藤魁成、 弟の勝利で気持ちが固まった拳成。 そして全身全霊で2人の弟をサポートする大成。 感謝の気持ちを忘れない 兄弟愛あふれる彼らをこれからもよろしくお願いします。