バンコク発オダサイ便
サワディーカップ タイのODASAIです。 東京オリンピックが無事終わりましたね。 私もタイから、ボクシング日本代表選手の試合をネット中継で見て、応援しておりました。 選手、関係者の皆様、お疲れ様でございました。メダルを獲得した入江選手、田中選手、並木選手、おめでとうございます。 ボクシングのタイ代表4選手は、全員が1回戦を勝ち抜くなど、健闘を見せ、女子ライト級のスダポーン・シーソンディー選手が銅メダルを獲得しました。 スダポーン選手は、ボクシングのタイ代表4人の中でも、最も安定した強さを見せました。 準々決勝で、優勝候補のキャロライン・デュボア選手(プロヘビー級のプロスペクト、ダニエル・デュボア選手の妹)を打ち破り、銅メダルを確定させました。 準決勝のアイルランドのケリーアン・ハリントン選手との試合も、個人的にはスダポーン選手が勝ったかな、と思いましたが、判定はハリントン選手でした。 (試合終了後、スダポーン選手も手ごたえがあったのか、ガッツポーズをしてました。) ボクシングのタイ代表は、過去に14人のメダリストが出ていますが、今回2大会ぶりのメダル獲得となりました。女子ボクシングでは初のメダル獲得です。 報奨金も国や、各種団体から用意され、スダポーン選手が獲得するのは、1300万バーツ(約4000万円)以上と言われています。 オリンピックのメダリストは、ボクシングについても警察や軍隊などの公務員の、高給なポジションを用意されることが多く、プロに行くことは稀です。 モントリオールオリンピック銅メダリストで、WBC世界スーパーフライ級王者のパヤオ・プーンタラット選手などの少ない例もあります。 また、前回のリオ大会で、元プロの世界王者、アムナート選手が出場し、話題になるなど、逆の例が出ています。 今回の他の代表選手の結果ですが、3度目のオリンピック出場となる、男子フェザー級のチャチャイデチャ・ブッティー選手は、 2勝した後、準々決勝でキューバのラサロ・アルバレス選手と対戦し、2-3の判定負けでベスト8でした。 最後のオリンピックと事前にマスコミに語っていた、36歳のチャチャイデチャ選手、組み合わせによっては、メダルを獲得できたのではないかと思いました。 女子フライ級、元WBOアジアパシフィック王者のジュタマース選手も2勝し、ベスト8でした。並木選手との対決が見たかったです。 女子ウェルター級、元プロキックボクサーのバイソン選手は、1勝してベスト16という結果でした。 ジュタマース選手・23歳、バイソン選手・18歳は、年齢的にも次回のオリンピックで期待できそうです。 今回の東京オリンピックのタイ勢ですが、全競技で獲得したメダルは2個でした。 1個はスダポーン選手の銅メダル、もう1個はテコンドー女子49キロ級のパニパク・ウォンパタナキット選手の金メダルと、打撃系格闘技が強い印象です。 (タイの新聞社ニュース記事や、タイのYoutubeチャンネル、Round 1を参照にさせて頂きました) Photo Credit: Round 1 Channel https://youtu.be/QK6GarQv0Y8 Photo Credit: M-150 home facebook https://m.facebook.com/M150Thai/ Photo Credit: Muayloke https://www.facebook.com/Muayloke.Online/ *** 小田充則(オダミツノリ) 1976年生まれ、44歳。会社員。タイ・バンコク在住。 30年来のボクシングファン。タイでもボクシング興行をよく観に行っている。 日本人ボクサーのタイでの世界戦は必ず応援に駆け付ける。 40歳前にはじめたムエタイ、キックボクシングでアマチュアの試合に出場し、1勝(0KO )1敗(1KO)。ボクシングへの転向を狙っているがコロナ過でジム通いができず、先延ばしに。好きなボクサー・辰吉丈一郎、福原辰弥、ジャッカル丸山。